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【赤髪の白雪姫・考察】シンス・ジランの課題「開かない引き出し」(27巻・138話までを読んで)

MARU

シンス・ジランさんの課題、謎すぎん?

ここでは、「シンス・ジラン伯って何者?」という関係図から、ジラン伯が白雪に与えた課題の謎について、個人的な考察をまとめてみました。

※27巻のネタバレを含みますので、ご了承ください。

そして、あくまで個人的な考察であることもご了承ください。

目次

シンス・ジラン伯って何者?【復習】

MARU

そもそもシンス・ジランさんって何者なの?

登場人物が多くなってきた「赤髪の白雪姫」。

今回の重要人物であるシンス・ジランは、ゼン王子にとって叔父(父親の弟)にあたる人です。

他にも、27巻に描かれているジラン伯についての情報をまとめてみると、こんな感じ。

  • クラリネス一の人嫌い(らしい)
  • 見張に絶対バレない「オビ」の存在にいち早く気づける”鋭い人物”
  • 不可能の代名詞「それは“シンス・ジラン卿に盆の盃を取らせるような話”だ」

とても鋭い人で色々なことにいち早く気づいてしまう。だから人間不信(人間ぎらい・人を疑ってかかかる状態)に陥っている。

「それは“シンス・ジラン卿に盆の盃を取らせるような話”だ」

=「それってジラン卿にお酌を頼むようなもんでしょ。つまり、あり得ない。」

という意味になります。

逆の意味では、そんなジラン卿とお酒を交わせるくらいの信頼関係が気づけたなら、ウィラント城主になる予定のゼン殿下のそばにいてもいいよ。ということなのでは?と思いました。

ジラン氏のもとで働く「タリガ」

ジラン邸で働くことになった「タリガ・ベルガット」と、本作の主人公「白雪」、そしてオビも。

MARU

なんで双子のうち、タリガだけいるんだっけ?

前回のベルガット家の起こした反乱により、

主犯のトウカ・ベルガット(兄)→幽閉

ツルバ・ベルガット(双子の兄)→子爵位を継いでベルガット当主に。家に戻って新体制を築き中。

タリガ・ベルガット(双子の弟)→ウィラント城で働き、ベルガット家を外部から支えるよう、イザナ国王陛下に命じられる。

つまり、タリガは「ベルガット家の一員でありながら、王国側の視点で家を見つめ、支える」という立場に置かれたことになります。

かつて反乱を起こした家の血を引きながらも、ウィラント城での職務を通じて、王家とベルガット家の橋渡し役となるよう期待されているのです。

ジラン氏に疑われていた「オビ」

今やゼン殿下の直属騎士でありながら、過去にはさまざまな汚れ仕事をしてきた経緯のある「オビ」。

MARU

元々はハルカ公爵に雇われて、白雪とゼンのつながりを断とうとしていたよね。

最初、ジラン伯にもやんわりと「白雪の護衛をやめろ。タリガがいるからいいじゃん」的な感じで言われてました。

その日の夜、オビは多くの見張の目をかいくぐり、ジラン伯の部屋に入りこみます。

そこで見つけた手紙を読み、外庭にいたジラン伯のもとへ。

バレないように身を隠しながら白雪の護衛をすることもできたけど、正面からジラン伯に白雪護衛の許可をもらいにいく姿は、さすがオビ。直属騎士としての立ち回り方をしていて、カッコいいですね。

ジラン氏の課題をクリアできるか?「白雪」

ジラン伯が白雪に与えた課題は、「クラリネス王国で過去に起きた事件の資料を読み、それぞれに対応する解毒剤を調合し、薬室の引き出しを満たすこと」でした。

毒の名前については伏せてあるため、副毒した人の症状から毒を推定する必要があります。

MARU

過去にいくつもの毒関係事件を解決した白雪なら、この課題は簡単かも?

しかし、肝心の資料が入っている引き出しのうち、1番は空っぽ、2番に至っては鍵がかけられています。

白雪はこの2つの謎を、どうやって解決していくのでしょうか?→28巻に続く。

【考察】白雪は謎を解いていくが、ショックを受けるかもしれない

※ここからは個人的に27巻まで読んだ私の感想・妄想を含むで、あくまでエンタメ的な感じで読んでいただけると嬉しいです。

3〜10の引き出しは、過去の事件の資料が時系列で入っているのでは?

1・2の引き出しが使えないため、3番の事件から取り組もうとする白雪。

もしかしたら、3番の引き出しにはリリアスで発生した病の資料が入っているのかもしれません。

そして4番、5番を取り組んでいくと、「あれ?これらの事件は、時系列に入っている。」と気づく白雪。

その中には、ゼン殿下の父であり、ジラン伯の兄にあたるカインが亡くなった際の資料が入っているのかもしれません。

そして、そこにも毒が用いられたのかも。

鍵がかかった2番の引き出しの謎

3〜10が時系列だとすると、2番の引き出しにはリリアス事件のあと。つまり、ベルガット事件についての資料が入っている可能性もあります。

つまり、そこで白雪は「トウカ・ベルガット」が毒を使ってゼンを倒そうとしていたことを見つけるのかもしれません。(決闘の時、かかり火に毒を仕込んでましたよね)

しかし、前回の話を思い返してみてください。

ベルガット事件の後、ゼンと白雪は薬室の書庫で再会を喜び合っていました。

しかし91話の回想シーンで、

ゼンは、セレグ(ベルガット事件)での事は多くは語らなかった。
話してくれたのは仲間への感謝・敬意

と、ゼン自身が毒で弱っている所をやられそうになった。とまでは語っていません。

きっと、ゼンは白雪をこれ以上心配させまいと、ピンチだった事は伏せていたのでしょう。

しかし、もし白雪が2番の引き出しでその真実──

「ゼンが毒によって瀕死の危機にあったこと」を知ってしまったらどうでしょう。

ゼンの思いやりを裏切るような気持ちになるかもしれません。

けれど同時に、薬師として知っておくべき事実だとも思うはずです。

ジラン伯はその葛藤すら見越したうえで、2番に鍵をかけたのかもしれませんね。

白雪が、薬師として、そしてゼンという一人の人間を支える者として、“事実とどう向き合うか”を試しているのかもしれません。

空っぽの引き出し・1番には何の事件が入るのだろう?

この考察でいくと、空っぽの1番には「これからも毒殺未遂は起こりうる。そうなったらどう対処する?」という課題が入るのかな…とも思いました。

しかし、ジラン伯はあくまで「過去に起きた事件」と言っているんですよね。

だとすると、空っぽの1番にも「過去に起きた、けれどまだ白雪がたどり着いていない事件」があるのかもしれません。

あるいは

「今の白雪にはまだ扱えない」

「その事件を知るには、もう一歩踏み込んでからだ」

という、ジラン伯なりの判断が働いているとも考えられます。

情報を与えるのではなく、自分の手で“たどり着かせる”。

白雪が薬師としてだけでなく、人として何を感じ、何を選ぶかを見届けるために──

1番の引き出しは、空のまま白雪を待っているのかもしれません。

28巻も気になる「赤髪の白雪姫」

MARU

27巻、面白かった!!

個人的にはオビ推しなのですが、27巻を読んで「オビ・・・良かったねぇ」と号泣してしまいました。

自分の気持ちが、相手にも深く伝わっているとき、人は泣きたいほど嬉しくなりますよね。

さて、続きが気になる「赤髪の白雪姫」ですが、27巻が2025年5月2日に発売されました。

前回26巻から約2年越しの新巻。

過去巻は半年〜1年のペースで出ているので、28巻は短くても1年後の2026年中に発表されるかもしれませんね。

いつまでも待つので、28巻も楽しみにしていますー!^^

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この記事を書いた人

MARUのアバター MARU 元・化学者

化学・ステッパー・家が好きです。化学系の大学院を卒業後、印刷業界の研究員として働いていました。ダイエットは68→50Kg成功。「家に引きこもりながら健康になる」をモットーに、役立つ情報を発信しています。

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