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【地縛少年花子くん】前兆編のあらすじと考察まとめ

地縛少年花子くん「前兆編」の大まかなあらすじと、考察についてまとめました。

彼岸から帰ってきた花子くんと寧々ちゃん達。

源家に行って花火を楽しみ、夏休みの思い出作りにはげむ中、光はミツバ君に誘われて「夜遊び編」がスタートしました。

そして始まった二学期。

寧々ちゃん達は文化祭「千秋祭」の準備に取りかかります。

この記事では月刊Gファンタジー2023年7月号までの話を含んでいます。

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目次

【地縛少年花子くん】101話:前兆編その1のあらすじ

第101の怪より始まったのが「前兆」編です。

舞台は昭和のかもめ学園。

校内アナウンスによると、もうすぐ中等部1年生による演劇プログラムが開演するそうです。

古びた校舎の窓側で、目をつむり楽しそうに歌うのはツカサ。

ツカサが振り返った先には、学園の大時計を動かす歯車たちと、それを修理する少年。

その少年は紛れもなく、生前の花子くんこと「あまね」でした。

「それ(歌ってる曲)今日の劇の曲だよね。行かなくていいの?つかさ」と尋ねる、あまね君。

どうやら2人は中学1年生で、文化祭で劇をするみたいです。

「あまねは俺にここにいてほしいでしょ。それとも消えてほしい?」

極端な選択をせまるつかさに対し、少し疲れたような顔で何も言わず、黙々と時計を修理するあまね。

寧々ちゃんのクラスの出し物は「演劇」

舞台は変わり、2学期が始まったばかりの寧々はホームルーム中。

茜くんが指揮をとり、学園祭(千秋祭)の配役について話し合っています。

演目は決まっており、「オズの魔法使い」をやるみたいです。

オズの魔法使いのあらすじ:主人公ドロシーが竜巻によって第魔法使いオズが住む国に吹き飛ばされ、「知恵を求めるカカシ」「心が欲しいブリキの木こり」「勇気がほしいライオン」と共に故郷カンザスを目指すお話

クラスのみんなでワイワイする中、寧々に話しかける謎の手。

「どうなると思う?劇… そうだよね。あんな事故が起きたらもう…」

寧々が振り返ると、そこには誰もいません。

(今の、なんだったんだろう?)と、動揺する寧々ちゃん。

花子くんと寧々は”開かずの講堂”へ…

寧々と花子くんはトイレにてたわいも無い会話をしています。

その後、寧々と花子くんは文化祭の準備と称して、「開かずの講堂」に行きます。

その講堂は年に一回の学園祭の時だけ、高校1年生に使用許可が降りる場所で

クラスごとの演劇をするのが、かもめ学園の伝統行事なのだそう。

講堂の舞台裏にあった衣装をとり、寧々は自分の体に衣装をあて、オズの魔法使いの主人公・ドロシーのセリフを言います。

「私の世界はいつも灰色…(中略)…どこか遠く、あの虹の彼方に行けたらいいのに…(中略)…そんな素晴らしい場所に!」

言い切った寧々は、手を高々と振り上げました。

その手の先には、花子くん。

寧々の手をとり、「連れてってあげようか?」と、怪しげに笑いながら言います。

MARU

この顔がカッコ良いのよ!

ドロシーのセリフを言った寧々ですが、実は「竜巻4」の役になったそうです(笑)

「竜巻4」は、とにかく回るらしい。

寧々は花子くんの手をとり、グルグルグルグル周ります。

そして目を回し、床に倒れる2人。

「ねぇ花子くん、劇見にきてね、約束!」

ニッコリ笑う寧々ちゃんに、花子くんは照れながら頷きます。

見上げた先には、例の大時計

仰向けに寝転んだ2人が見上げた先には、大時計。

花子くんは、その大時計を見て

失った記憶をボンヤリと思い出します。

「知ってる…(中略)生きてた頃、そうだ確か学園祭が終わるまでに、俺はあの時計を動かさなきゃいけなかったんだ

でも、何故そうしないといけなかったのかを思い出せない花子くん。

講堂のシーンはここで終わります。

茜くんが狙われる

舞台は変わり、文化祭実行委員会の部屋へ。

テキパキと仕事をこなす茜くんの所に、しのび寄るのは夏彦先輩。

「君だよね 時計守の末席…俺と組まない?」

全てお見通しな感じの夏彦先輩に、驚く茜くん。

MARU

101の怪はここで終了です。

【地縛少年花子くん】102話:前兆編その2のあらすじ

時と場所は移りかわり、学園祭(千秋祭)まであと一週間と迫ったかもめ学園。

寧々ちゃんのクラスも、演劇「オズの魔法使い」の練習を続けています。

手が空いた寧々ちゃんは、クラスメイトに頼まれ、学外へと買い出しに行きます。

花子くんはボンヤリと外を眺めたまま。

昔のこと(学園祭で大時計を動かそうとしてたこと)を思い出したからでしょうか。

ミツバと一緒に買い出しへ

外に出ようとする寧々ちゃんはミツバと遭遇し、一緒に買い出しに向かいます。

ミツバにいたずらされつつも、なんとか買い出しをこなす寧々。

しかし帰り際、大量の荷物をヒョイっと持ってくれる、さりげない優しさを見せたミツバ。

「なんでイタズラするのかな?さみしいのかな?」

そう、ふと思った寧々ちゃんは寄り道を提案します。

アイスを2つ買い、1つをミツバに渡す寧々。

そこで始まったのは、恋バナ…!

MARU

読者が気になっていた、あの話!

「七番様と付き合ってるんだよね?」「キスとかした?」そう聞かれて動揺する寧々は、彼岸編で花子くんに「好き」と言ったものの、色々あって流れてしまったことを思い出します。

キスしたけど付き合ってないって不健全なんじゃ…?→告白しちゃおっかな!ラブイベントの学園祭だし!

っていう発想に至るところが、また寧々ちゃんらしいですね^^

かもめ学園に戻ると、タイムスリップしている?

買い出しと寄り道を終えて、かもめ学園に戻ってきた寧々とミツバ。

しかし、2人が見たのは50年前の学園祭の光景でした。

そして、当時の中等部の制服を着たツカサ。

ツカサは、「学園祭シーズンは時の流れが不安定になり、どこかの景色が見える」と説明します。

あの時計が動くと、時間旅行ができるんだって

そして「また遊びにおいでよ、ねねちゃん」とツカサが言い残したあと、まるで蜃気楼だったかのように元の学園の景色に戻ります。

MARU

102話はここまでです

【地縛少年花子くん】103話:前兆編その3のあらすじ

ツカサの話を聞き、「花子くん(由木普くん)は、過去か未来に行かなきゃいけない理由があった」と悟った寧々ちゃん。

隣にいたミツバ君も、急に出てきたツカサの姿にパニックの様子。

そんな時、2人の後ろから姿を見せたのは、光くんと花子くんでした。

花子くんは「何か思い出せそう」と思い大時計まで足を運んだそうですが、結局何も思い出せなかったみたいです。

寧々ちゃんはそんな花子くんの姿を見て、過去の由木普くんを思い出します。

(過去の普くんは)怪我したり、泣いてたり、悲しいことばかりだったんじゃないか
このまま何も思い出さないほうが良いのでは…?

真実を知りたい気持ちよりも、花子くんを苦しめたくない気持ちが勝ったのでしょう。

寧々ちゃんはツカサの話を、花子くんに聞くことはありませんでした。

輝と茜

場面は切り替わり、体育館にて文化祭のあいさつの予行演習を行っているのは生徒会長の源輝。

輝の近くには、副会長の蒼井茜の姿が。

文化祭本番が間近にせまっているにもかかわらず、設備が壊れたり申請トラブルがあったりと、前途多難な様子。

そんな中、輝の目つきが急に「祓い屋」に変わり、茜に対して対魔具を振りかざします。

怯える茜くん。

しかし、輝が手に取ったのは黒い折り鶴でした。

そこで茜は、前に夏彦と接触したことが原因ではと思い出します。※101話参照

(何があったか)話すから、とりあえず保健室で手当しましょうと輝に提案します。

輝は黒い折り鶴を握りつぶそうとした時、手のひらに火傷をおったのでした。

桜と夏彦

メイド執事喫茶のポスターを貼るのは、メイド服を着た七峰桜。

そのポスターには桜の絵が描かれていて、花びらがヒラヒラと揺らめいています。

実はこのポスターは、旧四番のシジマさんが作成したものだそう。

桜はポスターにフッと息を吹きかけると、桜の花びらが舞い散り…

MARU

103話はここで終了です!

前兆編の考察

本編のストーリーが動き始め、花子くんの謎が解明しそうな予感の「前兆」編。

今回の前兆編は、単行本12話(夢の終わり〜期末試験)の伏線回収も含めているのかな?と感じました。

ここでは、個人的に考察してみたことをまとめています。

最初のシーンは1968年9月

以前、花子くんについての情報をまとめたのですが、花子くんが亡くなったのが「1969年7月23日〜1969年11月24日(誕生日の前日)」の間と推測しています。

花子くんが亡くなったのは中学2年生の時ですが、今回の舞台は中学1年生の秋。

つまり「前兆」編最初のシーンは1968年の9月で、あまねとつかさは12歳の時であることが分かります。

MARU

誕生日は11月25日だから、まだ13歳になってないね。

また、タイトルに「在りし日に止まった刻を進められぬまま」と書いてあります。

在りし日:過ぎ去った日や昔の事

つまり、「昔に止まったままの時を進められていない」って事になりますね。

つかさが口ずさんでいる歌は「オーバー・ザ・レインボウ」

窓辺にあぐらをかいて、目を閉じながら気持ち良さそうに歌うつかさ。

音符の長さ的に、「オーバー・ザ・レインボウ」だと推測できます。

「オーバー・ザ・レインボウ」は、ミュージカル映画「オズの魔法使い」の主題歌です。

つまり、つかさのクラスも「オズの魔法使い」の演劇をやる予定なのでしょう。

あまねと大時計の関係は?

生前の花子くんこと「柚木あまね」は、学園祭が終わるまでに大時計を動かそうとしていました。

果たして、大時計は動いたのでしょうか?

寧々ちゃんは「(大時計は)ずっと昔から止まってるんだって。」と言っているので、もしかすると柚木あまね君は大時計を動かせなかったのかもしれません。

それでは何故、大時計を動かさないといけなかったのでしょうか。

あまねは大時計を動かせなかった…!

102話「前兆編 その2」にて、大時計を動かせたら時間旅行ができると判明しました。

つまり、由木あまねは大時計を動かし、過去または未来へのタイムスリップを試みていたのでしょう。

しかし、あまねは大時計を「動かすことができなかった」と推測できます。

何故ならば、101話のタイトルが入っているページには大時計の裏側が描かれており、それは4時42分4秒を指しています。

そして寧々と花子くんが見上げた現代の大時計も4時42分4秒で、同じ時間で止まっているのです。

大時計を動かせたとしても、全く同じ時間と秒で止まることは、あり得ないのではないでしょうか。

あまねは時計守だった?

もしかすると、あまねは時計守だったのかもしれません。

時計守は3人いて、時を巻き戻す「カコ」、時を進める「ミライ」2人は純粋な怪異。

そして3人目、時を止める力を持つ時計守は、かもめ学園の生徒から選ばれます。

今の時計守である茜くんの話によると

  • 契約期間は6年間(中学1年〜高校3年)
  • 時を止められるのは1日3回、1回につき5分が限界
  • その間は主に時計の掃除をしなければならない

茜くんは中学1年の入学式で時計守になったので、高校1年生の今は時計守4年目ですね。

そして、あまねが中学1年から時計守だったとしても、不思議ではありません。

ここで、時計守の噂についておさらいしましょう(第23の怪より)

この学園のどこかにある、大きな大きな古時計
それは学園で流れる”時間”そのもの
その針を動かせば学園の時間を自由自在に操れるの

MARU

あまね君は学園の時間を操りたかったのかな?

時計守が大時計の時間を進めると、何かしらイベントが発生するのかもしれません。

もしかすると、大時計の中に、時計守の依代があるのかもしれませんね。

102話「”また”遊びにおいで」の理由とは?

ツカサは寧々に、「また(過去に)遊びにおいで」と伝えています。

ここで過去回を振り返ると、寧々が過去に戻ったのは計2回…

  • お茶会編で現代に戻る時(校内で泣いている由木普と遭遇)
  • 夏灯り編で牛に轢かれた時(小学生の由木普と遭遇)

そして重要なのは、赤い家編で過去のツカサに会っている点。

今回ツカサは「また遊びにおいで、ねねちゃん」と言っています。

今までのツカサといえば、寧々のことを「あの子」「あのカンナギ」としか呼んでいません。

それが今回「ねねちゃん」と呼んでいます。

MARU

あえてひらがななのも、気になる

一方、花子くん単行本17巻の赤い家編では、小さい司が「ねねちゃん、こーくん」と呼んでいるんですよね。

もしかすると、今回寧々とミツバの前に現れたツカサは、小さい頃に寧々と会った事を覚えているのかも?

シジマさんの代償が判明

第58話「夢の終わり」にて、すべてが終わった後のシジマさんとツカサくんが、あるやり取りをしています。

それは、シジマさんの願い(生前の四島メイと会う)を叶えたツカサが、叶えた代償を請求する場面でした。

ここでは具体的な代償について触れていませんでしたが、103話でやっと判明しましたね。

七峰桜が持っている、サクラ柄の不思議なポスターはシジマさんの作品だそうです。

このポスターにどんな力があるのか、104話以降を読まないと分かりません。

しかし、おそらく七不思議1番の依代を壊すため、花子くんと寧々ちゃんをおびき寄せるための罠に使われるのではないでしょうか。

続きが気になる前兆編

前兆編は、花子くんのストーリーが大きく動くきっかけになりそう。

はたして夏彦は茜くんになにをさせようとしているのでしょうか。

「大時計を動かして」って言うのかも?

続きが気になりますね!

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この記事を書いた人

MARUのアバター MARU 元・化学者

化学・ステッパー・家が好きです。化学系の大学院を卒業後、印刷業界の研究員として働いていました。ダイエットは68→50Kg成功。「家に引きこもりながら健康になる」をモットーに、役立つ情報を発信しています。

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