地縛少年花子くん98話の内容と、考察についてまとめてみました。
今回は「光とミツバ」回です!
(そろそろ花子くんと寧々ちゃんの登場が欲しいところ)
前回までのあらすじまとめ
源家に集まって花火パーティーをしていた、仲良しご一行(寧々・葵・茜・光・輝・てぃあら)
彼岸行き編でギスギスしていた光と輝の仲も、修復。
輝は光に、祓い屋としての活動を認めたすぐ後
源家の結界に引っかかった怪異が”低級霊の反応”だったため
初めの仕事として、光に怪異退治を任せます。
外に出てみた光の、目の前に現れたのは…ミツバでした。
ここまでが前回までのあらすじ
花子くん最新話2023年2月分(98話)の内容
それでは、花子くん最新話・98話の内容を見ていきましょう。
第98話のタイトルは「夜遊び 其の一」
其の一という事は、次回も夜遊び回ということですね!
ミツバと再会、夜の街へ繰り出す光
「ミツバ!無事だったのか!」
ミツバの肩をつかみ、再会を喜ぶ光。
やはり断絶以降、光はミツバに会えてなかったみたいですね。
しかしミツバは
「大丈夫なワケないじゃん」
と、怪しく笑いながら言います。
そして、大丈夫じゃなかった訳を話すことなく
ミツバは光を連れ、夜の街へと繰り出します。
説明を促す光をはぐらかし、ミツバは ”今日は、まだやったことない事をしてみたい”と提案
自分をどこかに連れて行く代わりに、満足できたら理由を話すことに。
しかし、夜遊びを知らない光は、夜の公園で「だるまさんがころんだ」くらいしか思いつかなかった様子。
苦肉の策として、LINEのようなアプリを使い、輝たちに「夜遊びってどこでやれば良いですか?」と聞きます。
(この時の輝の顔が面白い)
怪しげな水族館を見つけるミツバ
寧々「デートといえば遊園地!」
葵「動物園たのしいよ」
茜「補導されないようにね」
輝「お兄ちゃん寂しいです」
返信から、各々のキャラクターが全面に出てますね(笑)
葵ちゃん、彼岸行き編では「動物園に行ったことない」って言ってたけど、きっと現世に戻った後で、茜くんと動物園行ったのでしょうね。
先輩方の返信を元に、ミツバとの夜遊びスポットを探すも、どこも遠い上、閉園時間を過ぎている…
その時、ミツバが指差した場所に行ってみると、そこは水族館でした。
光がチケットを1人分購入しようとするも、今日はキャンペーン中で無料とのこと(この時点で怪しい…)
しかし、園内はいたって普通の水族館。
実は光も、水族館に来るのは初めてだと明かします。
そして、ひとしきり水族館を楽しむ2人。
海の生き物ガチャでは、光がペンギン、ミツバがダイオウグソクムシ(ダンゴムシみたいなやつ)のキーホルダーを引き当てます。
残念そうにするミツバに、交換を提案する光。
お気に入りのペンギンの、キーホルダーを手にし、満面の笑みで笑うミツバ。
どうやら満足した様子
ミツバを満足させる事ができたことで、断絶の理由を教えてもらおうとする光。ですが…
突然、まるで深海魚の姿をした大きな魚の怪異達が、次々と人を襲い始めます。
1人の男性が怪異に攻撃され、倒れたところを介抱する光。
しかし、その男性はヒトではなく霊だったのです。
見渡してみると、今まで賑わっていた水族館の客は、どれも幽霊ではありませんか…
突然のことに焦り、ミツバの腕を引いて逃げ出す光。
しかし…
ミツバはもう、動ける状態ではありませんでした…
花子くん最新話(98話)について考察
花子くん最新話「第98の怪 夜遊び 其の一」について考察しました。
ミツバ断絶の時を整理
まず、ミツバは断絶の時に何があったのか?
そもそも断絶の時ってどんな状況だっけ?
時は遡ること「第65の怪 宿泊学習 其の三」
宿泊学習の時、光はミツバ、そして夏彦先輩の3人で布団を並べて寝ることに。
その間、葵ちゃんは6番にさらわれ、寧々と花子くん、茜くんが6番の境界へと救出に向かっています。
そこで寧々と花子くんだけ別ルート(境界の最深部、すみれちゃんの所へ)
茜くんは葵ちゃんを救い出し、途中で合流した輝と現世に戻るも、葵ちゃんだけ彼岸に取り残されます。
葵ちゃんという生贄ができたことで起こったのが「断絶」です。
だから、光にとっては ”理由もわからず、突然ミツバが消えた” 状況でした。
寧々ちゃんも言っていましたが、突然砂のようにパラパラと消えていく姿を見ると、存在そのものが消えてしまったような恐怖感がありますよね…。
おそらく、断絶の時に一緒にいた夏彦も、ミツバの事を心配したでしょう。
そこから約33話分、光とミツバは会えていなかった訳です。
もしかすると、ミツバは霊と怪異のいる彼岸で、一人ぼっちだったのか。
それか、本物のミツバの霊と再会したのかもしれません。
ミツバがもう動けない理由
98話の最後で、もう動けなくなったミツバの体は、まるで低級霊の寄せ集めという見た目でした。
そもそも今のミツバは、ツカサが低級霊の寄せ集めに、本物の三葉の理性を入れて作っています。
ツカサ自身も、カガミジゴク編で「人造人間を一度作ってみたかった」と言っているので、ミツバが第一号ということになります。
しかし、ミツバの体は完全ではなく、そろそろ本体を保てなくなってきたのかもしれません。
そもそも、源家の結界にミツバがかかった時、「これは低級霊の反応」と輝が言っていたのも引っかかります。
3番の力を使っていない…?
水族館で怪異が出た時、ミツバは走るのに精一杯で、七不思議3番としての力を使っていません。
七不思議の力は、学園内でのみ発動するのかもしれませんが、そうでなければミツバの力で怪異をやっつけられたハズ。
となると、もしかすると花子くんかツカサ君が、3番の依代を破壊したのかもしれません。
依代自体は、寧々ちゃんであれば、黒い封を剥がせばよいのですが、寧々ちゃん以外の人であれば、依代が破壊されるまで攻撃しないといけない。
ミツバも光に会えるのが最後だと悟り、覚悟を決めて源家を訪ねてきたのかもしれませんね。
以上が花子くん最新話、月刊Gファンタジー2023年2月号に収録された98話の内容と考察でした!
ぜひ本誌で、光とミツバをチェックしてみてくださいね^^
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